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ジムニージプシー
愛車ジムニーにて現実逃避一人旅を妄想する 引きこもり系アウトドアブログ 
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またまた本の紹介をしてみます。

アメリカの作家ヘンリー・D. ソローの「ウォールデン 森の生活」です。
この本は、ソローが28歳の頃にウォールデン湖のほとりに、自分で家を建て自給自足の生活した2年と2ヶ月の記録です。

友達から斧を借りてきて木を切るところから始まり、家を建て、暖炉をつくり、生活の場をすべて自分自身でつくっていきます。生活ができる最小限の労働をして、できる限りの時間を思索にあてるという生活で、暮らすということ自体を1から考え直しています。

ソローが建てた家はすごく小さなもので、ゼロから始める都市型狩猟採集生活の段ボールハウス同様、人間が生活するのに、そんなに大きな場所は必要無いということが分かります。私自身、車中泊の旅をしてきて、火と水があって、安全に寝られる場所と、多少の衣服と食料があれば生きていけることを実感しました。むしろ、所有することによって、それに囚われてしまうこともあります。

ゴールドラッシュで、イケイケの開拓時代にあって、文明を捨てて、自然の中でのシンプルでロハスな生活を提唱したソローの考え方は、環境問題が深刻な現代でもまったく古びません。

また当時のアメリカの奴隷制度とメキシコ戦争に反対していたソローは、納税を拒否し投獄されます。この「不服従」の精神は後に、インドのガンジーや、公民権運動の指導者キング牧師に影響を与えています。

湖のほとりの小屋から、世界を変える考え方を発想するソローは、システムに依存せず、自分自身で生きていくということを教えてくれます。


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北海道の旅の途中ですが、flickrにモエレ沼公園の写真をアップしすぎて、1ヶ月の限度の100MBに達してしまい、来月まで写真が使えなくなってしまいました。なので久しぶりに本の紹介をします。

建築家の坂口恭平さんの「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」という本です。お金も家も持たずに都市で生きていくための方法が書かれています。つまりホームレス生活の指南書なんですが、ホームレス生活はある意味究極のアウトドア(サバイバル)だと考え、このアウトドアブログでご紹介することにしました。

この本には、ダンボールハウスの作り方、お金の稼ぎ方、炊き出しの場所、電気の使い方など、都市で無一文で生活するための具体的な方法が書かれています。自然の恵みを「山の幸」「海の幸」というように、都市から出るゴミを「都市の幸」と考え、都市を自然とみたてて採集生活をするという考え方です。

読んでいて気づかせれるのが、都市からはまだ使える(又は食べられる)大量のゴミが出ているということ、そしてそのゴミを発想次第で有効に使えるということが分かります。完成されたものを買うのではなく、あるゴミを拾ったときに、感性を試されるクリエイティブな生活です(笑)視点を変えると別の世界(坂口さん風に言うとレイヤー)が存在するということがわかり、普段歩いている街の見え方が変わってきます。

そして、生活するということを突き詰めて考えたときに、土地や水は本来誰かが所有していいものなのか?人はなぜ働くのか?価値とはなにか?といった根源的な疑問につながります。

私は現在無職で、貯金をくずしつつ生活をし、これから就職活動を始めようかと考えている時期でして、この先路上生活をする可能性もあるわけです。でもこの本を読んで、お金や家が無くなっても人間は生きていけるんだとわかりました。



いいかげん就職しないと、本当にこの本を使う事になりそうです。

私の旅に対する憧れは、つげ義春の影響が大きいと思います。
私は、一回見た映画や本は、2度見る事はあまり無いのですが、
つげ義春の漫画は何度も読んでいます。

つげ氏の旅先は観光地ではなく、寂れた漁村や湯治場、秘境などと呼ばれる所が多く、あえて祖末な宿に泊まり、センベイ布団にくるまり、侘しい気持ちになるのが心地いいのだそうです。

旅がしたいのは、世の中の関係からの逃避、そしてその関係の中の自分自身からの解放を求めているのかもしれません。
ボロ宿に泊まり、自分自身を否定することで、自分から解放される。

以前紹介したトム・ソーヤのように、太陽の下を走り回るような冒険とは対局ですが、自由になりたいという気持ちは同じだと思います。

仕事を辞めて旅する私も、貧乏旅行になる予定なので、
こんな気持ちが味わえるのかな?なんて思いました。

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